こんにちは、HiO ICE CREAM 代表の西尾です。年が明けひと月が経ち、寒さも厳しくなってきました。
冬は多くの柑橘が旬を迎え、たくさんの種類の柑橘を見かけるようになりました。僕たちも1月に引き続き、2月はぽんかんを使った『ぽんかんマーマレード』を作りました。今回はぽんかんを分けてくださった、広島県呉市の上神農園さんをご紹介します。
ぽんかんについて
多くの種類がある柑橘の中でも、皮が柔らかく剥きやすい柑橘のことを「みかん」と総称します。ぽんかんも凹凸のある表皮が印象的ですが、手で簡単に剥くことができる「みかん」のひとつです。先月お届けした「みかんミルク」に使用した和製みかんと比べると、種はありますが糖度が高く、小ぶりなオレンジのような印象です。
ぽんかんはインドが原産地で、日本では明治頃から栽培が始まり、愛媛県や鹿児島県、静岡県など、他の柑橘も栽培している地域で一緒に作られています。
上神農園さんについて
上神さんの農園は、しまなみ海道の大三島からフェリーで西に約20分ほどの大崎下島にあります。海からすぐの場所に急な斜面が広がり、瀬戸内海の塩水を吸った風を感じます。上神農園さんは、ご家族で農園を運営されており、レモン、和製みかん、でこぽん、ぽんかんなど様々な種類の柑橘を栽培されています。
上神さんの農園も、海からすぐの崖の中ほどにあり、急な斜面に柑橘が植わっています。収穫したものを運ぶのも一苦労で、トロッコを使用して移動し収穫物を運んでいます。
※写真:トロッコに乗せてもらいました。訪れた秋口は、和製みかんが旬を迎えていました。
崖が急で、一歩間違えると下に転がっていってしまいそうな場所での栽培ですが、上神さんは確信を持って仰られました。
「大崎下島の斜面が多い地形と、ミネラルが豊富な風が通るこの気候で栽培することがおいしい柑橘の作りに必要なことなんです。」
上神さんの作った柑橘の純粋なおいしさが多くの方に届いており、収穫量の大半をリピーターの方に送っていらっしゃるそうです。大変なことも多いけれど、青い海が広がるこの場所で栽培していけることが幸せなことだとお話いただきました。
2月は、上神さんのぽんかんを分けていただき、純粋な甘みを引き出したマーマレードを作りました。このマーマレードを『美瑛シングルオリジンミルク』と混ぜ合わせ、シンプルで優しい甘みの『ぽんかんマーマレード』アイスクリームに仕立てました。
『ぽんかんマーマレード』は、アイスクリームの定期宅配『Pint Club(パイントクラブ)』、HiO ICE CREAM Atelier 自由が丘 (土日祝の営業 2/1-2/14は臨時休業)と、2か所のバレンタイン POP UP SHOPでお召し上がりいただけます。
2月はHiO ICE CREAMを召し上がっていただける場所が多くなります。いつもはお会いできない方に、召し上がっていただけることを楽しみにしております。