美瑛ミルクが主役の塩アイスクリーム作り

2024.08.30

開発ストーリー

Interviewee Profile

K.U

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K.U

Atelierスタッフ

HiO ICE CREAM Atelier 自由が丘のパティシエ。スクープショップやONLINEで提供しているアイスクリームの製造、そして週末はAtelier 自由が丘で販売を行なっている。好きなアイスクリームのフレーバーは『レモン』。

こんにちは、HiO ICE CREAMです。
9月のアイスクリームの定期宅配『Pint Club』では、ヒマラヤ山脈の美しいピンクの岩塩、『ヒマラヤピンクソルト』を使った塩アイスクリームをお届けします。

HiO ICE CREAMでは、Atelier 自由が丘の工房で働くメンバーが商品開発に携わり、食べてみたいフレーバーを提案し、実際に開発を行っています。

今回『塩アイスクリーム』を提案・開発したスタッフに、フレーバー提案のきっかけや、開発について話を聞きました。

塩アイスを作るきっかけは、Atelier 自由が丘のお客様の言葉

塩アイスクリームを提案したメンバーUは、平日は工房でアイスクリームの製造を行い、土日祝日は販売スペースでアイスクリームを販売しています。

塩アイスクリームは、Atelier 自由が丘のお客様との会話から生まれました。

スタッフU: 「Atelier 自由が丘のお客様で、家族のアイスクリームをミニカップでお持ち帰りされる方がいらっしゃいます。ある日そのお客様が『塩アイスクリームは作らないの?』と仰いました。

お客様は、『美瑛シングルオリジンミルク』に塩をかけたらおいしそうと思い、ご自宅で実際に塩をかけて召し上がったところ、絶品だったとも教えてくださいました。」

HiO ICE CREAMでは、今まで『塩キャラメル』や『塩レモン』など塩を使ったフレーバーをいくつも作っています。でも意外にも塩アイスクリームはまだ作ったことがありませんでした。

スタッフU: 「アイスクリーム・ジェラート専門店や、旅先のソフトクリームなどでも『塩アイス・ソフトクリーム』は定番でよく見かけます。

じゃあHiO ICE CREAMで塩アイスクリームを作るならどんな塩アイスクリーム?と考え、『美瑛シングルオリジンミルク』のミルクの味が主役で、塩は美瑛ミルクを引き出すアクセントになるフレーバーにしたいなと考えました。」

美瑛ミルクの良さを引き出す塩選び

HiO ICE CREAMでは、フレーバーの提案をしたスタッフが中心となって試作を進めていきます。塩アイスクリーム作りでは、まずHiO ICE CREAMのメンバーが自宅で使っている塩を持ち寄り試食をすることにしました。

集めた塩は全部で8種類。塩と一言で言っても様々で、海の塩や岩塩などたくさんの産地のものが集まりました。

持ち寄った塩を美瑛シングルオリジンミルクのアイスクリームにかけて試食すると、同じ塩でも塩味の感じ方がひとつひとつ異なりました。

一般的に海の塩は塩味が強く、少しの量でもしょっぱく感じます。また岩塩は控えめな塩味と、種類によっては旨みや甘みなどを感じるものもあります。

スタッフU: 「塩の粒子の細かさも、美瑛ミルクと混ぜ合わせたときに印象が変わることに気づきました。」

お写真上から、沖縄の海の塩、ヒマラヤブラックソルト(岩塩)、ヒマラヤピンクソルト(岩塩)、ゲランドの塩(塩レモンに使用)、瀬戸内海の藻塩(塩キャラメルに使用)と並べてみると、一言で塩と言っても、色も粒の大きさも異なり個性豊かであることが分かります。

出来上がったヒマラヤピンクソルトの塩アイスクリーム

実際に塩アイスクリームに使うことにしたのはヒマラヤピンクソルトです。どんなところがよかったのでしょうか?

スタッフU: 「ヒマラヤピンクソルトは、塩味がまろやかで少し旨みを感じます。ほんのり甘みを感じる方もいらっしゃるかもしれません。また塩の粒子の大きさも美瑛ミルクのアイスクリームに混ぜたときちょうど良かったです。

このピンクソルトを砕き、フリーザーから出した美瑛ミルクのアイスクリームに後から混ぜていきます。小さい塩の塊を混ぜるので、作り立ては塩の粒子を感じますが、時間が経つと溶けて見た目には塩が分からないかもしれません。

でも、塩は美瑛ミルクのアイスクリームにじゅわっと溶けるので、ミルクの味とピンクソルトの味がグラデーションになっているのがとても面白いフレーバーになりました。」

たくさんの塩から選んだ『ヒマラヤピンクソルト』。定期宅配のPint Clubと店頭スクープでお召し上がりいただけます。美瑛ミルクの味とピンクソルトの味のグラデーションをぜひお楽しみください。

店頭スクープに登場する『ヒマラヤブラックソルト』

『ヒマラヤピンクソルト』の塩アイスクリームのほかに、9月後半からはAtelier 自由が丘とStand 日本橋三越本店のスクープ限定で『ヒマラヤブラックソルト』で作った塩アイスクリームも登場します。

スタッフU: 「ヒマラヤブラックソルトは、HiO ICE CREAMの店長が普段お料理に使っている、少しくせのある岩塩です。

店長は、面白い風味のある変わり種として持ってきてくれたのですが、いざアイスクリームに合わせてみると、硫黄の香りを感じる新しい感覚の塩アイスクリームができました。これはぜひお客様にも召し上がっていただきたいと、店頭でご提供することになりました!」

『ヒマラヤブラックソルト』は、ヒマラヤピンクソルトと同じヒマラヤ山脈で採掘される黒い岩塩で、硫黄分が多く含まれるので、まるで温泉に来たような、固ゆでした卵のような香りと風味が感じられます。

※写真:実際にHiO ICE CREAM店長 Nさんのお家で使うヒマラヤブラックソルトとピンクソルト。木製のミルに入れてブレンドするそうです。

『ヒマラヤブラックソルト』はその独特な香りと風味を料理のコクだしに使われており、実際にHiO ICE CREAMの店長は、ブラックソルトとピンクソルトを1:4の割合でブレンドし、ミルで挽いて野菜炒めなどのコクだしとして使っているそうです。

少し珍しい風味の『ヒマラヤブラックソルト』も、美瑛ミルクのアイスクリームに混ぜると、塩気と硫黄の風味がおいしいアイスクリームに仕上がりました。

9月前半はピンクソルト、後半はブラックソルトと交代でご提供予定ですので、お近くの方はぜひ、HiO ICE CREAMが作る塩アイスクリームをお試しください。

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