こんにちは。HiO ICE CREAMの西尾です。
だいぶ涼しくなってきて秋が来たと思ったらすぐに冬が来るな・・・と感じる今日この頃です。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今日は、『キウイミルク』アイスクリームに使わせて頂く、キウイフルーツを栽培されている神奈川県小田原市の農家あきさわ園さんをご紹介させて頂きます。
みかんやキウイフルーツを育てるあきさわ園さんの農園
あきさわ園さんは、東京から車で1時間あまり走ったところにある神奈川県小田原市秋沢地区、JR東海道線の二宮駅から車で10分ほどの山間にあります。
秋沢地区の農業の歴史はとても古く、なかでもみかん栽培は300年近くあり、江戸中期の豪商、紀伊国屋文左衛門(~1734)が紀州より、みかんの苗を運んできた事から始まり、代々受け継がれて今に至るそうです。
この数十年間で、化学肥料と農薬の進歩、生産技術の向上によって農業における生産性は飛躍的に伸びた一方、残留農薬や、環境への負荷の影響も懸念されるようになりました。あきさわ園さんでは、それ以前から極力農薬を使わず、安心して丸ごと食べられる、みかんの生産を始められました。そして、1970年代からはみかん栽培に加え、緑化樹木の生産とブルーベリー、キウイフルーツの生産も手がけるようになったそうです。
子供にも安心して食べさせられるように、出来るだけ農薬を使用せず(減農薬)、動植物たちと共生し 自然のしくみに逆らわない有機栽培による農業を目指しています。
キウイフルーツの栽培で大切なこと
あきさわ園がある小田原市秋沢地区は、温暖な気候と湘南からの心地よい海風が通る場所にあり、山間にあることから斜面を切り開いて作ったため、日当たりと水はけがとても良い畑が広がっています。斜面沿いであることから水はけが良い分、果実が取り込める水分量は少なくなるため、実の大きさは小さめですが、しっかりと中身の詰まった実に育ちます。
キウイフルーツの栽培で特に大変なことは剪定作業で、実のなっていた枝を切り落とし、翌年に実をつける新しい枝がのびのびと成長するようコントロールが非常に難しいとのこと。
また、キウイはちょうど寒くなり始めた11月後半から収穫が始まり初夏の5月まで収穫が続きますが、収穫後はすぐに出荷せず2度前後の涼しい環境で追熟させて出荷することで甘味をギュッと増やすなど非常に手間をかけて育てられていらっしゃいます。
小田原の山々とともに700年。
最後に、秋澤さんに代々続くこの地での農業についての想いを聞きました。
「はっきりとした証跡はもう残っていませんが、700年前から先祖代々この地で農業をしてきたようです。大学卒業後はアフリカ、南米、北米など約4年かけて世界中を回り、その地の農業を勉強し、改めてこの地で継いでいく意味を感じることができました。子供にも安心して食べさせられるように出来るだけ農薬を使用せず(減農薬)、この山々のポテンシャルを引き出す農業を目指していきたいと思っています。」
今回はキウイフルーツを探しに訪れましたが、秋澤さんがメインで育てられているみかんも頂いたところ甘くてとても美味しかったので、この冬のフレーバーに使わせて頂きたいと思っています。秋澤さんご一家が大切に育てられたキウイフルーツをふんだんに使ったアイスクリーム、ぜひお楽しみください。
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