こんにちは、HiO ICE CREAM 編集チームの玉木です。
1月の定期宅配 Pint Clubでお届けしている「黒糖」フレーバー、お楽しみいただけていますでしょうか?
沖縄県で育った「さとうきび」のみから作られた黒糖と黒蜜をHiO ICE CREAMのシグネチャーフレーバーである美瑛ミルクと合わせて作った、店頭ではリピーターのお客さまもいらっしゃる人気のフレーバーです。
なぜこんなにおいしいのか、その秘密を探りにAtelier 自由が丘の工房に取材に行ってきました。パティシエ田口さんに「黒糖」の作り方とおいしさのポイントについて教えてもらいました。
口に含んだ時にしっかりと感じられるように、一つ一つ丁寧に黒糖を手刻み
早速「黒糖」フレーバーの作り方を教えてもらいます。
まずは下準備。出来上がったアイスクリームに入れる黒糖を刻んでいきます。
お客さまが口に含んだ際に最適な大きさになるように、およそ5ミリ角の大きさにカットしていきます。黒糖の硬さもあり、テクスチャがほろほろしているため、本当に一つ一つ丁寧に、オーダーメードのように刻まれていました。
玉木「おいしそうな黒糖ですね。田口さん、こちらの黒糖お召し上がりになられましたか?」
田口「今回の黒糖は深みのある味で、ただ甘いだけでなくミネラルの旨味など自然の恵みによる複雑な味がとてもおいしかったです。また後味がさっぱりとしていて、口の中からすっとなくなり食べやすく感じました。」
風味を引き立てあう、黒糖と黒蜜のダブル使いがポイント!
次はアイスクリームのベース作りに入っていきます。HiO ICE CREAMのミルクアイスクリームベースの美瑛牛乳をパステライザー(*1)に入れていきます。
玉木「今回の黒糖フレーバーではどのような点がポイントなのでしょうか?」
田口「黒糖フレーバーでは、いつもアイスクリームベースに入れているグラニュー糖に代わって、黒糖を入れています。また、黒蜜も混ぜ合わせています。」
*1 アイスクリームのベースを作る機械
田口「黒糖のスイーツは黒糖の種類や量によって、黒糖の特徴が出にくいのですが、黒糖と黒蜜を合わせることによってしっかりと味を引き立てることができ、また綺麗な黒褐色なアイスクリームに仕上がりました。」
味見した黒蜜はただ甘いだけでなく、濃厚で自然によって作られた複雑な味がし、後味は程よい甘みとミネラル感がすっと残る味でした。
黒蜜を入れたら、パステライザーの温度を上げていき、温度が下がったらアイスクリームベースの出来上がりです!
一日寝かせた黒糖のアイスクリームベースを計量していきます。
田口「カラメルのような苦味があり、濃く旨味の感じられる、しっかりと黒糖の味がでたベースに仕上がりました。」
アイスクリームベースをフリーザーに入れていきます。数分経つと、ふんわり黒褐色のアイスクリームが出てきました!
出来上がったアイスクリームに、目にも止まらぬ速さで下準備をした刻み黒糖を混ぜ合わせていきます。
あまりに早かったので、その理由を質問すると、
田口「お客様に美味しいアイスをお届けしたいので味、品質のために1秒でも早くいい状態で冷却するため、手早く混ぜています。」と教えてくれました。
「黒糖」のお味は…?
出来立ての「黒糖」フレーバーをいただきました。これまでの黒糖の印象とは異なり甘さが最初にくるのではなく、滋味深い味がバランスよく口の中で感じられました。また後味がさっぱりとしておりこの黒糖が持っている個性を感じました。
田口「一口食べると口の中でふわっと広がる黒糖の風味を強く感じて、黒糖が持っている本来のミネラル分から生まれる奥深さとカラメルに似た苦味塩味が相乗効果となってミルクと合わさって、今までにないような新しいフレーバーになったと思います。
後混ぜしている黒糖が、手作業で刻んでいるので、大小様々で大きさによっても黒糖の感じ方が違うのでそれも楽しいなと思いました。黒糖の食感と味の広がり方をお楽しみいただけたら嬉しいです。」
1月の定期宅配 Pint Clubでは、「黒糖」フレーバーをお届けしております。
HiO ICE CREAMのシグネチャーフレーバーである美瑛ミルクに黒糖と黒蜜を合わせアイスクリームのベースを作り、パティシエが手作業で最適な大きさに刻んだ黒糖をさっくりと混ぜ合わせました。大自然から与えられたビタミンやミネラル分による、深みのある味わいと口に含むと刻み黒糖がホロリと溶ける食感をぜひご堪能ください!
2023年1月 Pint Club イロドリでお届けしています!
定期宅配サービス Pint Club(パイントクラブ)
3,240円 [送料込]
毎月パイントカップ(473ml)を2つお届け。季節のフレーバーをお楽しみいただけます。
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