自分が食べたいと思うもの、自分の子供たちに食べさせたいと思えるものを届けたい。江別の土と風と宮川さんの贈り物

2022.08.25

Farm to cup

Interviewee Profile

宮川 豊 育美

Interviewee Profile

宮川 豊 育美

宮川農園

北海道江別市篠津(しのつ)にて北海道開拓の時代から五代続く農家さん。ミネラル豊富な粘土地を活かした栽培を行い、できるだけ化学肥料や農薬を使わず、北海道特有の昼夜の寒暖差、江別の風を味方に、「豊とうきび」はじめ、土地にあった作物を丹精込めて育てられています。

こんにちは、HiO ICE CREAM代表の西尾です。
暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?Atelier 自由が丘、Stand 蒲田のスクープショップでは、一年で一番シャーベットを多く取り揃え、色とりどりのシャーベットをお客様にお楽しみいただいています。

突然ですが、夏野菜と言えば何を思い浮かべますか?夏野菜の代表格、とうもろこし。スーパーにとうもろこしが並び始めると夏が来たなと感じます。

Pint Club 9月号では、昨年嬉しいお言葉を沢山いただいた、「とうもろこしミルク」フレーバーをお届けします。

初夏、昨年に引き続きとうもろこしをご提供いただいた宮川農園さんの農園に伺いお話を聞いてきました。

宮川農園さんの農園へ

宮川農園さんは、札幌の隣に位置する北海道江別市篠津(しのつ)にて北海道開拓の時代から続く歴史ある農家さんです。生産部長で五代目の宮川豊さんと販売と広報を担当されている育美さん、二人の息子さん、そしてご両親で篠津のミネラル豊富な粘土地を活かした作物の栽培を行なっています。

約22ヘクタール(東京ドーム4個分強)の広さの畑で、夏野菜のとうもろこし、トマト、きゅうり、ズッキーニ、なすやブロッコリー、人参、さつまいも、かぼちゃ、お米などを栽培されています。

ミネラル豊富な粘土地

江別市では、昔れんがの生産で有名で、粘土質な土地が多いそうです。濡れると硬い塊になるなど、サラサラした土地に比べると手間や苦労がある反面、ミネラル分が豊富で作物が甘く、そして丈夫に育つため、無駄な農薬散布を減らすことができると教えてもらいました。

粘土質の土地は、どんな作物とも相性がいいと言うわけではなく、作物によってはえぐみが強くでてしまうことがあるそうですが、宮川農園さんは味にこだわりをもって栽培されているため、このミネラル豊富な粘土地に相性が合い、おいしく、甘みが残る作物に集中して栽培をおこなわれています。おいしくできない作物に関しては栽培を行わないそうです。

自分がおいしい、食べたいと思うもの、自分の子供たちに食べさせたいと思えるものを提供するという思いを大切に作物を育てていらっしゃいます。

きらきら輝く豊とうきび

豊(ゆたか)とうきびは、生産部長である宮川豊さんのお名前からつけられています。(お米には、妻の育美さんのお名前から、育美米という名前が!)

恵味(めぐみ)ゴールドという品種で、甘みととうもろこしの風味が強く香ばしい香りが特徴です。江別市篠津のミネラル豊富な土地で栽培することによって、さらに風味が強くでているのかもしれないとおっしゃっていました。

※写真:まだ少し若い生のとうもろこしをかじる西尾

自由が丘の工房に到着した豊とうきびは、粒がぷっくりと綺麗に整列し、キラキラ美しく輝いていました!

豊とうきび畑の土作り

西尾「とうもろこしの土作りについて教えてください。」

宮川育美さん「とうもろこしの土作りの特徴は、収穫が終わったとうもろこしの節や芯などを畑にすき込んでいることです。砕いて土に混ぜ合わせることで、土の中の微生物がまざり、さらに空気が入ることで微生物がより元気になります。粘土質の土地でバキッとなりがちなので、翌年の為に土を作っています。

また、畑のpHを定期的に測ってもらい、偏りがないかを調べています。」

全て手植え、手収穫!

宮川農園さんのとうもろこし畑では、全てのとうもろこしを手植えし、収穫作業もすべて手で行われています!

宮川育美さん「手で収穫すると、取る時に身なりの良さや太さをまずそこで1回検品できるという利点があります。また、手で植えることに関しても、手植えだと、ひとつひとつこの苗は弱いなど確認しながら作業を進めることができます。」

西尾「とうもろこしをチェックする機会が沢山あるんですね。」

宮川農園さんでは、ポットでタネから苗を育てて、育った苗を畑に植え直し、とうもろこしを栽培しています。そのため、苗のコンディションを確認し、この苗が良くないなと思ったらその苗は使わないなど、またひとつ選別の人の目が入るチェックができるとおっしゃっていました。

北海道特有の昼夜の寒暖差

宮川育美さん「北海道の特徴として、夏の日中は暑いんですが、朝晩は温度がぐっと下がるんです。その昼夜の寒暖差で作物が甘くなるというのが結構あって。」

西尾「寒暖差が植物にいい影響をあたえるんですね。」

宮川育美さん「植物も休めるんです。暑い時は作物自体も枯れないように、ダメージを弱くしようとして、自分の糖をエネルギーとして使うので、甘みが溜まっていかないんですよね。

北海道は夜は涼しくなるため、作物が糖を使わず休むことができるので、より甘く育ちます。

早朝に収穫するというのもそこで、涼しい朝のうちに取ると作物が一番休んで糖が溜まった一番美味しい状態で収穫できます。なのでうちも朝の4時や5時から収穫をおこなっています。」

早朝に収穫したとうもろこしは、鮮度が落ちないよう、そして糖が出てこないように、すぐに冷やすということが重要だそうです。

収穫したらすぐに予冷庫に入れて午前中しっかりと冷やし、午後から梱包を行いその日中には各地に発送していらっしゃるとのことでした。鮮度を第一においしい状態でお届けすることを大切に考えられていました。

作物の味方!江別に吹く強い風

宮川育美さん「もうひとつうちの特徴といいますと、江別ってすごく風が強いんです。ずっと風が吹いていて、湿気がこもらないので作物が病気になりづらいんです。

また、ずっと風が吹いているので虫も付きづらいんです。芋虫などはくっつくんですけど、飛んでる系のカメムシなどの被害にはあいづらく、風のおかげで農薬を減らすことができます。

風が強いととうきびなどの背が高い作物は、踏ん張ろうとして根をしっかりと張るので丈夫にそだってくれるという利点もあります。」

西尾「江別の風がこの土地の農作物に良い影響を与えているんですね。」

今年の豊かとうきび

宮川育美さん「昨年は干ばつでひやひやすることもありましたが、今年は定期的に雨の振ってくれて、順調に育っています。」

去年と同じ箱に同じ本数いれているのに入らないことがあると教えてくれました。干ばつの影響があった昨年より、しっかり太く育ったそうです。

ミネラル豊富な粘土質の土地で、できるだけ化学肥料や農薬を使わず、北海道特有の昼夜の寒暖差、江別の風を味方に、とうもろこしの甘みと風味をこれ以上ないくらいに引き出した「豊かとうきび」を使用して「豊とうきび」の魅力をぎゅっと詰め込んだアイスクリームを作りました!

とうもろこしの皮を1枚残し、旨味を閉じ込めてスチームコンベクションオーブンで蒸し、手作業で丁寧にとうもろこしの実を削り下準備します。

美瑛牛乳のベースにとうもろこしの芯を加えて煮出すことで、とうもろこしの旨味と甘みをしっかりと引き出し、さきほど準備したとうもろこしの実を合わせてミキサーで絶妙なつぶつぶ食感に仕上げました。

「とうもろこしミルク」は、定期宅配Pint Club 9月号でお届けいたします。また、Atelier 自由が丘、Stand 蒲田のスクープショップでもお楽しみいただけますので、ぜひご賞味ください!

2022年9月 Pint Club イロドリでお届けしています!

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